どんな会社か
1897年に「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一が創業した老舗の総合物流企業です。現在、渋沢栄一の名を冠する唯一の上場企業としても知られています。倉庫業からスタートし、現在では陸上・海上・航空輸送を組み合わせた国内外の物流ネットワークを展開しています。
主な事業・製品
主力の物流事業では、商品の保管だけでなく、検品やラベル貼りなどの流通加工、トラック輸送、港湾運送、輸出入の手続きまでを幅広く手がけています。もう一つの柱である不動産事業では、保有する土地を活用してオフィスビルや物流施設の賃貸・管理を行っています。不動産事業は利益率が高く、会社の業績を下支えする安定した収益源となっています。
業界での立ち位置・強み
倉庫業界では準大手に位置づけられ、早くからトラック輸送などの陸上運送を強化してきた特徴があります。特に飲料や日用品、アパレルといった消費財の物流に強く、メーカーごとの細かなニーズに合わせた独自の物流システムを構築するノウハウを持っています。近年は、ロボットを活用した自動倉庫の導入など、物流のデジタル化(DX)にも積極的に取り組んでいます。
注目されるテーマ・材料
2024年に新一万円札の肖像となった渋沢栄一に関連する企業として、知名度や歴史的背景が話題に上りやすい銘柄です。また、トラックドライバー不足が懸念される「物流の2024年問題」への対策として、環境負荷の少ない鉄道や船を使った輸送(モーダルシフト)の推進が注目されています。さらに、保有する株式の売却や株主還元の強化など、資本効率を向上させる取り組みも市場の関心を集めています。