どんな会社か
1930年に設立された、日本を代表する精密機器メーカーです。腕時計の製造で広く知られていますが、時計の部品から完成品までを自社で一貫製造できる高い技術力を持っています。現在は時計事業を中核としながら、工作機械や電子デバイスなど多角的な事業を展開し、売上の7割以上を海外が占めるグローバル企業です。
主な事業・製品
主力は売上の過半を占める時計事業で、わずかな光で駆動する「エコ・ドライブ」を搭載した腕時計や、機械式時計などを展開しています。また、時計の心臓部である「ムーブメント」を他社へ供給する外販事業(MIYOTAブランド)も大きな柱です。さらに、自動車や医療機器の部品加工に使われる工作機械事業や、小型電子部品を扱うデバイス事業も手掛けています。
業界での立ち位置・強み
国内の時計市場において、セイコー、カシオと並ぶ「時計3強」の一角を占めています。最大の強みは、部品の製造から組み立てまでをすべて自社で行える「マニュファクチュール」と呼ばれる生産体制です。これにより高い品質とコスト競争力を維持しており、特にムーブメントの外販では世界トップクラスのシェアを誇り、世界の時計産業を根底から支える存在となっています。
注目されるテーマ・材料
海外での売上比率が高いため、為替相場(円安・円高)の動向が業績に影響を与えやすく、市場でも注目されやすいポイントです。また、訪日外国人による時計購入などの「インバウンド需要」や、国内外の製造業による設備投資動向(工作機械事業への影響)も材料視されます。近年は、自社株買いや配当といった株主還元策の強化に取り組んでいることでも関心を集めています。