どんな会社か
1911年に大阪で創業した、110年以上の歴史を持つ老舗の造船会社です。現在は佐賀県の伊万里事業所を主力拠点としています。2000年代以降に「函館どつく」や「佐世保重工業」を子会社化し、グループ全体で国内有数の建造量を持つ造船メーカーへと成長しました。
主な事業・製品
鉄鉱石や穀物を運ぶ「ばら積み船(バルカー)」や、タンカー、ガス運搬船などの大型船の建造(新造船事業)を主力としています。また、新しく船を造るだけでなく、グループ会社を通じて海上自衛隊の艦艇や海上保安庁の巡視船、一般商船のメンテナンスを行う「修繕船事業」や、橋梁などを手掛ける「鉄構・機械事業」も展開しています。
業界での立ち位置・強み
日本の造船業界において、非上場企業を含めてもトップクラスの規模を誇る大手の一角です。同じ型の船を連続して建造することでコストを抑える、効率的な生産体制に強みがあります。また、景気の波を受けやすい新造船事業に対し、官公庁の艦船修繕という安定した需要を持つ事業を組み合わせることで、収益のバランスをとっている点も特徴です。
注目されるテーマ・材料
世界的な環境規制の強化を背景に、LNG(液化天然ガス)燃料船や、次世代のアンモニア燃料船など「脱炭素」に向けた環境対応船の開発が注目されています。また、自衛隊や米海軍の艦艇修繕に関わることから「防衛・安全保障」関連のテーマで話題になることもあり、造船市況の動向とともに市場の関心を集めやすい銘柄です。