どんな会社か

1931年に創業した、福岡県に本社を置く金属加工メーカーです。社名の通り、熱に強く非常に硬い希少金属(レアメタル)である「タングステン」や「モリブデン」の精製・加工を主力としています。長年にわたり培ってきた粉末冶金(金属の粉を焼き固める技術)を基盤に、多様な産業を支える独立系の素材メーカーとして事業を展開しています。

主な事業・製品

主に「機械部品」と「電機部品」の2つの事業を手がけています。機械部品では、紙おむつなどの製造工程で使われる超硬合金製のカッターや、ハードディスクドライブ(HDD)用の磁気ヘッド基板などを製造しています。電機部品では、自動車や電子機器向けの電気接点材料、溶接用の電極などを幅広く提供しています。

業界での立ち位置・強み

加工が非常に難しいとされるタングステンなどのレアメタルを、用途に合わせて精密に製品化できる高い技術力が最大の強みです。特定のニッチな分野に特化しており、HDD向けのセラミックス製磁気ヘッド基板や、超硬合金製のロータリーカッターなどではトップクラスのシェアを誇ります。また、耐久性や耐食性に優れた独自の合金材料を開発するなど、現場のニーズに応える開発力にも定評があります。

注目されるテーマ・材料

タングステンは重要なレアメタルであるため、資源国の輸出規制やサプライチェーン(供給網)の再構築が話題になる際、関連企業として注目を集めやすい特徴があります。また、電気自動車(EV)向けの高電圧リレー接点や、AI普及に伴うデータセンター向けの大容量HDD部材など、次世代産業に欠かせない素材を供給している点もテーマとして関心を集めています。