どんな会社か
1970年に創業した、半導体やディスプレイの検査・測定機器を手がけるメーカーです。半導体が製品として完成する前の段階で、不良品がないかをチェックするための重要な役割を担っています。スマートフォンやパソコン、データセンターなど、私たちの身の回りにあるエレクトロニクス製品の品質と安全性を裏方として支えている企業です。
主な事業・製品
主力製品は、半導体ウェーハの電気的な特性を検査する「プローブカード」です。この製品が会社の売上の大部分を占めており、精密な針を半導体に当てて良品かどうかを判別します。そのほかにも、半導体の試験装置である「テスタ」や、パッケージ化された後の検査に使われる「テストソケット」なども展開しています。
業界での立ち位置・強み
プローブカード市場において世界有数の規模を持ち、特に記憶用半導体であるメモリ向けのプローブカードでは世界トップシェアを獲得しています。長年にわたり売上高の約1割を研究開発に投資しており、高い技術力が求められる微細な検査において顧客から強い支持を得ています。プローブカードは消耗品としての性質も持つため、半導体の生産に連動して継続的な需要が見込める点も強みです。
注目されるテーマ・材料
近年は生成AIの急速な普及に伴い、「HBM(高帯域幅メモリ)」と呼ばれる高性能なAI向け半導体の需要が急増しています。HBMは構造が複雑でより高度な検査が必要となるため、同社の最先端のプローブカードへの引き合いが強まっています。半導体市場全体の動向や、次世代メモリの量産に向けた各国の設備投資といったニュースが、同社のビジネス環境を占う上での重要なテーマとなります。