どんな会社か
KOKUSAI ELECTRICは、半導体製造の前工程に特化した半導体製造装置の専業メーカーです。もともとは日立国際電気の半導体製造装置部門でしたが、2018年に独立し、2023年10月に東証プライム市場へ上場しました。富山県などに製造拠点を持ち、売上高の約9割を海外が占めるグローバル企業です。
主な事業・製品
半導体の基板となるシリコンウエハーの上に、極めて薄い膜を形成する「成膜装置」と、その膜の品質を向上させる「トリートメント(膜質改善)装置」の開発・製造・販売を行っています。また、装置の納入だけでなく、保守サービスや部品販売、装置の改造といったアフターサポートも事業の重要な柱となっています。
業界での立ち位置・強み
数十枚から数百枚のウエハーを一度に処理して生産性を高める「バッチ式」の成膜装置に強みを持っています。中でも、原子レベルで均一な薄膜を形成する「バッチ式ALD(原子層堆積)装置」の分野では、世界トップクラスのシェアを誇ります。サムスン電子やTSMCなど、世界を代表する半導体メーカーを主要顧客としています。
注目されるテーマ・材料
株式市場では「半導体製造装置」や「AI半導体」の関連銘柄として注目を集めやすい存在です。近年はデータセンターやAI向けの高性能メモリー(HBMなど)の需要が拡大しており、半導体の微細化や三次元化(3D化)に不可欠な同社の成膜技術への期待が高まっています。また、台湾や韓国、中国などの主要顧客による大規模な設備投資の動向が、業績の材料として意識されます。