どんな会社か
日本ギア工業は、1938年に創業した老舗の精密機械メーカーです。歯車や減速機の製造を祖業とし、現在は発電所や化学プラント、上下水道などの社会インフラを支える産業機械部品を手掛けています。長年培った高精度な歯車技術を基盤に、単なる部品メーカーからシステム製品の開発やメンテナンスまでを担う企業へと事業領域を広げています。
主な事業・製品
主力製品は、配管を流れる液体や気体の量を調整するバルブ(弁)を自動で開閉する「バルブアクチュエータ」です。また、生産設備などで使われる昇降装置(ジャッキ)やミキサー、各種歯車装置なども製造しています。製品の製造・販売にとどまらず、発電所などでの据付や保守・点検を行うメンテナンス工事事業も展開しており、これが安定した収益の柱となっています。
業界での立ち位置・強み
過酷な環境下で正確に稼働することが求められる原子力発電所向けのバルブアクチュエータにおいて、国内で極めて高いシェアを握っているのが最大の強みです。インフラ向けの特殊な装置は安全基準が厳しく、一度採用されると長期間にわたって使われ続けるため、強固な顧客基盤と参入障壁の高さを誇っています。また、米国の大手メーカーとの技術提携なども行い、製品競争力を高めています。
注目されるテーマ・材料
株式市場では、電力需要の増加に伴う「原発再稼働」や「次世代原子炉(SMR)」に関連する銘柄として注目を集める傾向があります。AIの普及やデータセンターの増設によって世界的にエネルギーインフラの重要性が高まる中、発電所の安定稼働に不可欠なキーパーツを供給する同社の動向は、国のエネルギー政策などのテーマと結びついて関心を集めやすくなっています。