どんな会社か
1954年にミシンの部品を作る鉄工所として創業し、現在は東証グロース市場に上場する精密部品メーカーです。超硬合金やダイヤモンドといった非常に硬い材料の精密加工を基盤としています。時代のニーズに合わせて柔軟に事業を転換し、産学連携による研究開発から独自製品を生み出すことを得意としています。
主な事業・製品
主力製品の一つは、半導体や太陽電池の材料となるウエハを薄く切り出すための糸状の工具「ダイヤモンドワイヤ」です。また、電子部品を基板に配置する機械の先端に使われる「吸着ノズル」などの特殊精密機器も製造しています。近年は、次世代の高機能素材である「ナノサイズゼオライト」の開発・販売を行うマテリアルサイエンス事業にも注力しています。
業界での立ち位置・強み
非常に硬く加工が難しい素材を、ミクロン単位で微細加工する卓越した技術力が最大の強みです。特にダイヤモンドワイヤの分野では、過去に太陽電池向けシリコンウエハの低コスト化に大きく貢献し、高い評価を受けました。長年培った職人の技術と、大学や研究機関との共同研究を組み合わせることで、他社には真似の難しい高付加価値な製品を生み出しています。
注目されるテーマ・材料
次世代パワー半導体の材料として注目されるSiC(炭化ケイ素)などの硬い素材を切断するダイヤモンドワイヤの需要動向がテーマとなります。また、東京大学との共同研究で生まれた新素材「ナノサイズゼオライト」は、レアアースの回収や化粧品、電子部品の封止材など幅広い分野への応用が期待されており、新たな成長の柱として注目を集めやすい分野です。