どんな会社か
香川県に本社を置く、2002年設立の創薬ベンチャー企業です。独自の「経皮吸収型製剤技術」に特化しており、既存の飲み薬や注射薬を貼り薬や塗り薬に改良する事業を展開しています。薬の副作用を減らしたり、飲み忘れを防いだりすることで、患者の負担軽減を目指しています。
主な事業・製品
イオン液体の特徴を活かした「ILTS」や、ナノコロイドを活用した「NCTS」といった独自の製剤技術が事業の基盤です。これらを用いて、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬や痙性麻痺治療薬などのテープ剤(貼り薬)を開発しています。また、注射に代わる痛みのない投与方法として「マイクロニードルアレイ(微小針)」の研究開発にも取り組んでいます。
業界での立ち位置・強み
ゼロから新しい有効成分を探すのではなく、すでに安全性が確認されている既存の薬を別の剤形に改良するため、一般的な新薬開発に比べて開発リスクを抑えやすいのが強みです。自社で製剤開発や臨床試験を進め、製薬会社にライセンスを供与することで収益を得るビジネスモデルを採用しています。米国や豪州にも拠点を持ち、グローバル市場を見据えた事業展開を行っています。
注目されるテーマ・材料
2025年に帯状疱疹後神経疼痛治療薬(リドカインテープ剤)が米国FDA(食品医薬品局)の承認を取得しており、今後の販売動向や収益化への期待が寄せられています。また、開発中のパイプラインの治験の進捗や、新たな製薬会社との提携・ライセンス契約の発表などが投資家の関心を集めやすい材料です。市場では「バイオベンチャー」や「マイクロニードル」といったテーマでも注目されることがあります。