どんな会社か
株式会社ヴィッツは、1997年に設立された愛知県名古屋市に本社を置くソフトウェア開発企業です。2019年に株式上場を果たし、現在は東証スタンダード市場に属しています。主に自動車や産業機械などの機器を電子的に制御するための「組込みソフトウェア」の開発を手掛けており、トヨタ自動車などの大手メーカーを主要な取引先としています。
主な事業・製品
売上の大部分を占めるソフトウェア事業では、自動車のエンジンやブレーキ、先進運転支援システムなどを制御するプログラムを受託開発しています。また、ソフトウェアを動かすための土台となるシステム(リアルタイムOS)の開発や、製品の安全性を評価するコンサルティングも行っています。近年は、仮想空間でのシミュレーション技術や、AI(人工知能)を活用した開発支援にも注力しています。
業界での立ち位置・強み
高い安全性と瞬時の処理能力が求められる車載向けソフトウェア開発において、長年の実績と専門知識を持つことが最大の強みです。2012年には、自動車向けの機能安全規格である「ISO 26262」のソフトウェア開発プロセス認証を世界で初めて取得しました。数年先の業界の課題を見据えた「半歩先の技術」を自社で研究し、顧客企業へ先回りして解決策を提案できる技術力が高く評価されています。
注目されるテーマ・材料
株式市場では、「自動運転」「AI」「IoT」「サイバーセキュリティ」といった次世代テクノロジーに関連する銘柄として注目されやすい傾向があります。特に、自動車の機能がソフトウェアによって進化していく「SDV(Software Defined Vehicle)」の普及が進む中、同社の技術基盤が果たす役割に関心が集まります。また、従来の単発的な受託開発だけでなく、継続的に収益を得るサービス型のビジネスモデルへの転換を進めている点も事業展開のトピックとなります。