どんな会社か

Kudan(クダン)は、コンピュータや機械に「眼」を与える「人工知覚(AP)」技術の研究開発に特化したディープテック企業です。2011年に英国で創業したのち、2014年に日本法人を設立し、2018年に東証マザーズ(現グロース市場)へ上場しました。AI(人工知能)が機械の「脳」として機能するのに対し、Kudanの技術は機械が現実空間を正しく認識するための「眼」の役割を担っています。

主な事業・製品

主力事業は、「SLAM(スラム:自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術)」と呼ばれるソフトウェアアルゴリズムのライセンス提供です。カメラの画像やLiDAR(レーザーセンサー)のデータから、機械が「自分が今どこにいて、周囲の環境がどうなっているか」をリアルタイムかつ立体的に把握できる技術を開発しています。自社でハードウェアは製造せず、顧客の機器やシステムにソフトウェアを組み込む形でソリューションを提供しています。

業界での立ち位置・強み

SLAM技術に特化した独立系の研究開発企業として、グローバルに事業を展開している点が大きな特徴です。同社のソフトウェアは特定のセンサーや半導体に依存しない汎用性の高さを持ち、低コストな機器から高性能なシステムまで柔軟に統合することができます。また、ドイツの技術企業を買収するなどして研究開発力を強化しており、世界トップクラスの商用グレードの空間知覚技術を保有しています。

注目されるテーマ・材料

株式市場では、「フィジカルAI(現実空間で物理的に稼働するAI)」をはじめ、「自動運転」「自律走行ロボット」「ドローン」「デジタルツイン」などの先端テーマに関連する銘柄として注目されやすい傾向があります。次世代テクノロジーの自律稼働に不可欠な基盤技術を扱っているため、国内外の企業との資本業務提携や、大型プロジェクトへの技術採用などがニュースの材料となることが多いです。